すてきな返信①
彼女が背負っているもの 重たい十字架 彼女の心と体の叫びに対し 僕は真っすぐ向き合った。 しかし、僕が考えているほどことは簡単ではなかった。 そのことを徐々に思い知られていくことになる。 彼女は真っすぐだった。 真っすぐに澄んだ心だった。 彼女と直接、会う前の思い出に残る会話が二つある。 一つ目は... 続きをみる
告白
『何か事情があるんですね。 よろしければ話していただけますか。 話せる範囲で。』 まだここまでは僕たちの関係は 普通のメル友であった。 彼女からのメールが帰ってきた。 読み終えた後、 僕は声を出さずに独りでそっと泣いた。 どうしてなんだ どうして 彼女がそんな目に。 あんなに優しい彼女が。 彼... 続きをみる
彼女からのSOS
彼女のサイトのプロフィールは 今の僕自身に 一番しっくりするものだった。 何だか安心感があった気がする。 彼女は ふんわり、ゆったり包み込むような愛情を持ち 丁寧で、心地よい言葉で、 日頃の何気ない話をしてくれた。 僕の要望に沿い 少しずつ、少しずつ、ゆっくりと。 僕はあたりまえのように 彼女に引... 続きをみる
彼女との出会い②
僕は彼女にメールを返した。 『返信ありがとうございます。 仕事帰りの電車の中から その日にあった出来事や ふと考えたことなどを 一日一回メールしますね。 ゆっくり仲良くなりましょう。』 すると彼女から 『一日一回ですか? お仕事お忙しい方なのですか?』 なんてことのない会話なのに 少し... 続きをみる
彼女との出会い①
出会い系サイトに入会していた。 こんにちは はじめまして てつと申します。 A県在住で、東京勤務です。 金融関係でマーケティングの仕事をしております。 最近は会社でも家でも責任ある年齢にさしかかり、 たまに息苦しさを感じます。 ふっと素の自分に戻り、職場以外、家族以外の方と 日ごろの他愛もない話題... 続きをみる
2016年夏
2016年の夏。 たった1年前の夏だけど その夏は暑かったのか涼しかったのか 思い出すことが ・・・・できない。 僕は疲れていた。抜け殻のようだった。 ゴルーデンウィークに通勤途中で心臓に痛みを感じ 電車の中で意識を失って・・・ 救急車で病院に運ばれた。 命に別条はなく 緊急手術の必要もなく 3日... 続きをみる
はじめまして
はじめまして、“てつ”と申します。 このブログは既に破局したW不倫の回顧録です。 これはあくまでも私の彼女との大切な思い出を記憶、記録に残すためのものです。 私は50歳になりました。 最後の大恋愛でした。 彼女との大切な思い出を胸にこれからの人生、十分幸せに生きていけると思います。 誰にも話すこと... 続きをみる