彼女との出会い②

僕は彼女にメールを返した。


『返信ありがとうございます。
 仕事帰りの電車の中から
 その日にあった出来事や
 ふと考えたことなどを
 一日一回メールしますね。
 ゆっくり仲良くなりましょう。』


すると彼女から


『一日一回ですか?
 お仕事お忙しい方なのですか?』


なんてことのない会話なのに
少し違和感があった。いや、違和感を感じずにはいられなかった。
その時はまだ彼女のこの質問の本質がわからなかった。


そして僕から
『仕事はほどほど忙しいです(笑)
 でも一日一回程度のメールで徐々に仲良くなれたら
 と思ってます。』


と普通の内容で返信しました。


これが彼女との始まりです。
なんとなく
僕は彼女からのメールに違和感を感じ
彼女は自らが求めるものとのズレを感じつつ


僕は大恋愛への道に迷い込んでいきました。